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銀行以外での税金の払い方|毛利会計事務所

2021年9月03日

兵庫県の姫路市で2代目として税理士をやってます毛利です。

今日は、「現金以外での税金の払い方」というお話をしたいと思います。

↓動画版はこちら↓

結論とすると、あらゆる支払方法があるので、一番便利な方法を使いましょう!
という内容になります。

税目で異なるのですが、地方税まで含めると複雑になるので、今回は国税だけに限定してお話します。

5つの払い方と、それぞれの注意点をご説明します。
(個人的に下に行くほど便利順にしてます。)

 

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5つの税金の払い方
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①窓口納付

一番オーソドックスな払い方です。
納付書を銀行の窓口に持って行って払う方法です。

デメリットとすると、わざわざ窓口に行かないといけないことです。

税金やから仕方ないと割り切りがちですけど、時間にも場所にも制限があるので、結構不便ですよね。

以下、それ以外のご紹介です。

 

②QRコード納付

国税庁のホームページから、納付用のQRコードを作成できます。

コンビニで払えるので、銀行に比べると楽ですけど、コンビニには行かないといけません。

あと、金額が30万円以下しか対応しておらず、かつ、源泉所得税は対象外です。

なので、使い勝手はいいと言えないです。

 

③ネットバンキング納付

e-taxを使う登録方式と、e-taxを使わない入力方式というのがありますが、登録方法を
使うぐらいなら、ダイレクト納付でいいのでは?と思うので、入力方式の説明です。

入力方式は、納税のコードを自分で作って入力するのでちょっと難しいです。

納税番号を取得するための、税務署への届け出も必要です。

また、源泉所得税は対象外です。

ということで、これも使い勝手はいいと言えません。

 

④クレジットカード納付

国税クレジットカードお支払サイトというところから、入力していくことで、納税可能です。

ただ、源泉所得税に関しては、e-taxを電子申告する必要があるので、紙で申告してる方は
①で払うしかありません。

また、他の手段と違って、唯一手数料がかかります。

率は大体0.83%です。

なので、ポイント還元率との比較次第で、アリだと思います。

 

⑤口座引落し

これが一番楽です。

中でも「振替納税」というものが最強ですが、これは個人限定です。

個人で確定申告をしている方は、大体やってるんじゃないでしょうか。

最初の届け出は必要ですが、申告をすれば自動で届け出た口座から引き落とされます。

法人にも同じものがあればいいのですが、ちょっと違う「ダイレクト納付」という手続きになります。

口座引落しという面では一緒ですが、振替納税と違って、e-taxでの電子申告が前提になります。

また、振替納税は申告さえすれば、自動で落ちますが、ダイレクト納付は電子申告の後に、
ダイレクト納付するをクリックするひと手間が増えます。

とはいえ、この環境を最初に作れば、あとは楽です。

ここで、改めてネットバンキングの登録方式と比較すると結構似てます。

e-taxで電子申告をすれば、銀行に行かなくとも口座から税金を払うことが出来ます。

この2つの大きな違いは、税理士が代わりに手続きできるか否かです。

自分で電子申告をしていれば、大差はないですが、税理士が電子申告をしている場合、
ダイレクト納付であれば税理士が代わりに税金を払う手続きまで完了できます。

対応してくれるかは、税理士によりますが。

 

と、色々あるので、最適な方法を選んでみて下さい。

以上!

2代目税理士 毛利進士