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お金を増やすには税金を払え!

2021年7月01日

兵庫県の姫路市で2代目として税理士をやってます毛利です。

今日は、めちゃくちゃ当たり前の話をします。

結論はタイトルの通りです。

↓動画版はこちら↓

皆さん、何のためにビジネスをするのかというと、
色んな理由はあるとは思いますが、多い理由として
シンプルに「お金を稼ぐため」というのがあると思います。

で、稼ぐだけではダメで、しっかり残したいと思います。

お金を残すには、収入を増やすか、支出を減らすしかない。

減らしたい支出の代表格が「税金」です。

さっきの理屈だと、支出が減るのだから、お金は増えると
なりそうですが、税金はそうはなりません。

なぜなら、税金は儲けである利益にかかるものだからです。

税金を減らそうと思うと、利益を減らすしかないので、
余計に現金が出ていくことになります。

 

仮に500万円の利益が出そうだとして、
ストレートに税金を納めれば150万円税金がかかる。
(法人税率30%で計算)

逆に350万円は残ります。

利益予想  500万円
法人税  △150万円
===========
残るお金  350万円

 

ここで、何としても税金を減らしたいということで、
コツコツと飲みに出歩いて、500万円の交際費を作ったとすると
確かに税金はゼロになるけど、増えるはずのお金もゼロになります。

利益予想  500万円
交際費  △500万円
法人税     0万円
===========
残るお金    0万円

税金を払っていないというのは、利益が出ていない状態なので
当然お金は増えていないか、減っているはずです。

 

やり方は違えど、税金減らすために支出を増やすことをやっている
会社は案外多いように思います。

こんなことばっかり繰り返していると、会社は潰れてもおかしくない。

でも、長年続いている理由としては、借金があります。

借金をすると、手元にお金は出来るので、税金減らして、手元にお金があって
何か上手いことやっているように錯覚しがちです。

でも、当然借金は返す必要がある。

 

結局強いのは、借りたお金ではなく、”自分で稼いだ”お金を持っている会社です。

“自分で稼いだ”お金を生み出すには、税金を払うしかない。

税金を払わず、”自分で稼いだ”お金を増やすことなんかあり得ず、
これが出来たとしたら、それは脱税です。

 

将来に繋がる投資にお金を使うのはいいですが、目先の税金を下げるために
お金を使うのはやめて、潔く税金払いましょう!

以上!

2代目税理士 毛利進士